Guidance of medical care
根管治療
当院では、根管治療を重視しています。
「時間がかかっても、きちんと治したい」という方は是非いらしてください。
根管治療について
神経が無い歯、被せてある歯は虫歯にならないと思っていませんか?
虫歯があっても、金属の内側なので表からは見えません。
レントゲンを撮っても、金属の内側は写りません。
神経が無いと、虫歯が深くても痛みが出ません。
しかし実は・・・
銀歯の際から虫歯になっている事があります。
根の中に細菌が入って、根の先の骨が痛んでいる事があります。
骨が痛んでる時は、レントゲンで黒く写ります。黒い所は炎症で、骨が溶けているのです。
そのまま放置しておくと・・・
- ・咬む時に痛くなります。
- ・急に痛くなったりします。
- ・歯がぐらついたりします。
- ・歯肉が腫れたりします。
- ・歯肉から膿が出たりします。
- ・炎症のせいで根が短くなる事もあります。
根の治療(根管治療)が必要です。
根管治療は骨の中の細菌を殺さなければなりません。
歯の根の中にあるトンネルを掃除して、薬を入れます。
薬が根の先から出てきて、骨の中の細菌を殺します。
根管治療には時間と根気が必要です。
木の根っこと同じように、歯の根も入り組んでたり枝分かれがあります。
治療は幹の部分しか現代の医学では出来ません。枝分かれの所等は薬も入りにくく、細菌がなかなか死にません。
時間がかかると
「いつまでも治らないヤブ」と思われたり・・・。
収入にならなかったり・・・(根管治療の保険点数はものすごく低い)。
患者さんも気力が続かなくなって来院しなくなることも・・・。
しかし
根の悪い所は自然治癒しません。中途半端で終わらせると、必ず再発します。
どんなに高い歯を入れても、土台となる根がダメになったら元も子もありません。
このままほうっておくと【3】からの繰り返しがまた始まります。
根管治療をおすすめします!!
当院では、根管治療を重視しています。
「時間がかかっても、きちんと治したい」という方は是非いらしてください。
症例紹介
根に細菌が入って骨に炎症が起きると、左画像の矢印のようにレントゲンで黒くなります。
このような物を根尖病巣といいます。
この状態の時は普段は痛みが無い事が多いのですが、気付いた時には咬むと痛くなったり、強い痛みが出たり、歯がグラついたりする事があります。
そうならないように根の治療を行えば、右画像のように骨が出来てきます。
こちらの左画像は黒い部分がかなり大きく、歯の又下全体に及んでいます。
ここまで病巣が大きいと、治療は諦めて痛くなったら抜く、という事が多いようです。
当院で根管治療を行ったところ、幸いにも病巣は治まり骨が出来ましたが、かなり長期間かかりました(1年近く)。
病巣が大きいほど根管治療は時間がかかります。
しかし抜いたり、悪い所を残しておくよりも、時間がかかっても良い状態にした方が良いのです。
【休診日】毎週木曜日・日曜日・祝日 ※ 土曜日は午後休診